フォト
無料ブログはココログ

書籍・雑誌

2013年10月 1日 (火)

「BOOK BOOK AIZU 2013」でトークします。

わたしの仕事場の近くに「八百コーヒー店」というカフェがある。
ここの店主のお二人は、人柄がとてもよろしいのです。
オープンハートで明るくて、話し掛けたくなるし、話し掛けてもくれます。
ほっとする空間とい言葉があるけど、ここはそれ以上に良い感じ。
心がほどけて、体の力も抜けてくる。
仕事終わりに、一休みに最適です。

お客さんを紹介してくれます。
紹介すると、何か良いつながりができるんじゃないかな。
気が合うかもしれないと、判断すると、お客さんを紹介してくれます。
この人は、これこれあれこれの仕事をしていて、こちらは、
なになにぬねのねの仕事をしています。
そうして、新しい知り合いができ、会話が始まる。
友人が増えてゆく。

ふつう喫茶店やカフェというと、一人で本よ読んだり、
友人と語り合ったりするところで、客同士は居るんだか
居ないんだか判んないように、無関心を装いますよね。
ここ「八百コーヒー店」では違います。
若い人と知り合えるのが、とくに嬉しいね。

紹介されて知り合った、イラストレーターの辻恵子さんと
出版関係の山本ご夫妻のお陰で、
会津でトークします。詳しくは、こちらを。

http://bookbookaizu.info/event/talk

「八百コーヒー店」は、こちら。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/happyaku/

イラストレーターの辻恵子さんは、こちら。
http://www.tsujikeiko.com/

2013/10/1

2012年6月13日 (水)

「新しい」本を作ります。

「新しい本」の編集作業に入りました。

Img_0001Imgぼくにとって久しぶりの本作り。
『ひろしま』(石内都)以来である。
『ひろしま』が2008年4月発売なので、じつに4年ぶりの
仕事である。

フリーになっての初めての本作り。
ワクワクするし、緊張もしている。

本のアイディアが閃いたのが、2009年6月である。
それから、ずーと考えていた。
四六時中考えていた訳ではないが、折に触れ考えていた。

関連する書籍を可能な限り購入し、眺めて、読んだ。
ゆかりの土地に取材旅行もした。

アイディアは、ある何かに触発されて、突然湧き上がってくる。
天から降ってくるというより、自分の内側から、
ぱっと飛び出してくる。

これは本になるぞ、と閃いた瞬間は歓喜だが、
それからは辛苦が待っている。
アイディアは骨格みたいなもので、肉を付けていかないと、
作品にはならない。

本に必ずなる、という保証はどこにもない。
アイディアのままで、成長しなかったプランはいくつもある。
出口に見えない不安の中で、考え続ける。

何度も行き詰る。何度も絶望する。
でも、何度も立ち直って、次の手を、別の方法を
模索する。

歳をとっていいことは、無理をしなくなった。
無理が出来なくなった。壁に突き当たったら、散歩に出る。
昼寝する。今日の仕事は辞めにする。

10時半ごろ仕事をはじめ、6時半には仕舞にする。
いわゆる残業はしない。そのかわり、毎日働く。
ほかにすることもないので、土日も事務所に出たりする。

『ここが家だ-ベン・シャーンの第五福竜丸』と『ひろしま』は、
アイディアが浮かんで、本にしようと決めたら、
企画に最適の作家を探し出し、依頼し、
そして、プロジェクト・チームを組んで仕事を進めた。

今回は、すべてを一人で進めている。
自分のアイディアを、自分で作品にする。
昨年の10月に、アイディアは作品に成長した。

幸い、望外の版元と出会うことができた。
秋に発売する予定である。

仕事は内緒に進めます。
当分は、企画について具体的に語れない。
固有名詞は明かせない。

でも、本ができるまでを、同時進行ドキュメントします。
隔靴掻痒、お許し下され。

2012年4月23日 (月)

満点ゲットシリーズ 累計400万部突破は、うれしい。





Img_0001_1280x613


4月11日、朝日新聞の朝刊3面に載った、集英社の広告です。
全5段の大きな広告です。
「満点ゲットシリーズが、累計400万部突破」とあります。

『ちびまる子ちゃんのかん字じてん①』と
『こちら葛飾区亀有公園前派出所 両さんの昆虫大達人』の2冊が、
1999年6月に発売され、満点ゲットシリーズがスタートした。
まことに、ほそぼそとしたスタートだった。

そうして13年経過して、累計400万部に成長した。

2011年発表の総務省統計局の数字では、日本の小学生の
総人口は684万人である。

13年間かけて築き上げてきた400万部なので、
比較するのは少々気が引けるが、
この648万、小学生の総人口と並べてみると、
400万部は、いかに大きい数字であることが判る。

満点ゲット創刊当時、市場には『ドラえもんの攻略シリーズ』という、
小学生向けの学習本が、今もあるけど、当時、あった。
十数冊揃っていて、本屋さんの棚に、ずらーっと並んでいた。
奥付を見ると、どれも頻繁に版を重ねている。

『ドラえもんの攻略シリーズ』が市場を独占していた。
――という表現では、正しく事実を伝えていない。
「ドラえもん」の小学館が、漫画キャラクターを使用した
学習本シリーズを独自に創作し、他を寄せ付けずに、市場を形成し独占していた。

小学館のホームページを見ると、『ドラえもんの攻略シリーズ』は、
1990年創刊である。
『攻略シリーズ』を、購入し、隅々まで読んだ。
「ドラえもん」の学習本は、ハードカバーのものも数多く出ていた。
小学館の学年誌にあったドラえもんもチェックした。
学習参考書にも目を通した。

攻略シリーズは、よくできている。
小学生に寄り添うように、子どものニーズに沿って、本を作っている。
つぎつぎと、続刊を出版しつづける編集パワーには、
恐れに近いものを感じた。

「ドラえもん」の連載開始は、1969年。
子どもだけでなく、親にも、学校にも、社会にも、
「ドラえもん」は信頼を置かれている。
誰もが認める国民的、漫画キャラクターである。

それでも、挑戦する、と決めた。

我が方は、
「こちら葛飾区公園前派出所」の両さん(1976年連載開始)、
「Dr.スランプ」のアラレちゃん(1980連載開始)、
「ちびまる子ちゃん」(1986年連載開始)
の連合作戦である。

ご興味のある方は、書店の児童書売り場で、
『満点ゲット』と『ドラえもんの攻略シリーズ』とを
見比べてみてください。
版型は同じB6判。でも、開いてみると全然違う。

文章表現、イラスト図解、漫画表現、本の仕掛けなど、
考えられるだけの創意を凝らした。
画期的な本になったと思う。

1998年、宇都宮、渡辺、江本、そして、ぼく。
この4人で、満点ゲットが始まった。
ぼくは編集長。今風に言えば、プロジェクト・リーダー。

新聞広告を見て、嬉しくなって、書いた。

書くことによって、一人でも読者が増えれば嬉しいし、
現役の編集担当者や、営業、管理の人たちへの、
ひそかなエールになれば、それも嬉しいと思った。

本屋さんに行って、久しぶりに、児童向け参考書の棚を見る。
「満点ゲット」が「ドラえもん」と、互角で並んでいる。
「クレヨンしんちゃん」が新規参入していた。

「満点ゲットシリーズ」は、いまでも画期的な本である。
画期的である所以を、回を改めて書いてみる。

先週は、
「手で考えた人。ベン・シャーンについて語ります」の
フライヤーを置いてもらうために、
都内各所を歩き回った。
画廊、古書店、画材店、レストランなどに、お願いしました。
今週も引き続き、歩き回ります。

集英社満点ゲットシリーズ
http://kids.shueisha.co.jp/manten/mantenget/index.html

その他のカテゴリー